ベビーブーム雛

1947年(昭和22年)ベビーブーム雛

戦争の終わりによって急激に出生率が高くなった昭和22年〜24年頃の現象、これを第一次ベビーブームといいます。
約800万人が生まれたとされ、この年代を団塊の世代と呼びます。

合計特殊出生率も4以上あり、2006年の1.32の2倍以上あります。

現在先進国では、少子化問題を抱えていますが、フランスは例外です。
フランスの出生率は1.89(2003年)と、日本やドイツに比べて高い数字を維持しています。

フランスの出生率はなぜ高いのでしょうか。

フランスでは出産が仕事の障害になることがないような制度を取り入れています。
そのため、日本女性の労働力率は典型的なM字を描きますが、フランス女性の労働力率は逆U字型になっています。出産によって仕事を辞める女性が少ないのです。

フランスでは、勤務時間を短縮して復職したり、フルタイムで復職する女性が多数をしめ、育児休業で長期間休むという形をとりません。
男性が育児休業をとるわけでもありません。

保育所やベビーシッターの充実によりフルタイムで働けるようになり、短い労働時間で早く帰宅できるため、育児しながら復職することが可能になっています。

また、フランスでは婚外子が増えています。
結婚しないで、同棲状態のまま子供を生むカップルが増えているのです。
昨年1年間に生まれた子供のうち半数以上が婚外子といわれています。
フランスには婚外子に対する差別なく、家族手当も貰うことが出来ます。

フランスの出生率の安定には、手厚い家族手当や、子供を持つ家庭に配慮した税制など、経済面も整備されていますが、保育所が充実していること、婚外子を制度上差別しないことが大きな影響を与えているのです。

日本の出生率はこれからどうなるのでしょうか?
フランスのように、婚外子が増えていくかもしれません。
その時、差別のない社会になっているといいと思います。

それではこのあたりで。

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