戦国武将に愛された鐘馗

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鐘馗とは、唐の玄宗皇帝が病にかかり、夢で悪魔に悩まされているときに現れ、皇帝を救った伝説上の人物です。
邪気をはらう魔よけ人形とされ、五月人形の題材としても定番です。

鐘馗はその勇壮な姿から、戦国の武将たちにも愛されたモチーフでした。

本日は、鐘馗を旗に用いた事で有名な名将をテーマにお送りします。


鐘馗を旗に用いた事で知られる武将が、本多忠勝と前田利家です。

本多忠勝と言えば、徳川三傑に数えられる程に勇猛果敢で智に長けた武将。
57回の合戦に参加して、一回たりともかすり傷一つ負わなかったと言う伝説を持っています。

傷知らずの本多忠勝が馬印(軍の大将の居場所をあらわす印)の絵柄に用いたのが鐘馗でした。
魔を退ける鐘馗が、戦の負傷から本多忠勝を守ってくれたのかもしれませんね。

前田利家は、人望厚く秀吉の信頼も得た武将です。
武勇に優れ、槍の又左衛門と異名を持つ程に槍の名手だったと伝えられています。
NHK大河ドラマ「利家とまつ」で知った方も多いのではないでしょうか。

前田利家も鐘馗を旗印とした事で知られています。
また、利家の愛用した陣羽織には、まつの手により鐘馗が背一杯に刺繍されていました。

戦いの中、命の危険にさらされる武将達にとって、力強い姿で魔を退ける鐘馗の姿はとても頼もしいものだったのでしょうね。

真多呂人形の鐘馗一覧

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鐘馗(ケース付)

鐘馗と言えば髭もじゃで強面が知られた姿ですが、こちらは子どもに見立てた鐘馗の人形です。親しみやすいお顔ですので、小さなお子様にもお気に召していただけます。


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鐘馗(ケース付)

これぞ鐘馗!といった迫力に満ちたお人形です。精悍な顔立ちでインパクトが大きい人形ですが、コンパクトサイズでスッキリとお飾りいただけます。


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鐘馗

お子様にも親しみやすい、やさしいお顔の鐘馗人形です。すらりとした美しい手を前に出し、すっと構えた様子は、襲いかかる悪鬼を一閃しそうな雰囲気を醸し出しています。


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鐘馗・神代セット(ケース付)

神代(じんだい)は日本最初の天皇・神武天皇を表しています。鐘馗と神代の人形は本来、鎧兜の脇飾りとしてセットで飾るものでした。次男、三男のお子様に用意し、長男の鎧兜と一緒に飾るのもお勧めです。


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童鐘馗

ふっくらとした顔立ちに涼しげな目は、いつ見ても飽きのこない、凛々しい表情をしています。堂々と構える姿は、可愛らしい顔ながらも迫力満点です。


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