1965年(昭和40年)明治100年雛
こんにちは!
今日は明治100年雛をご紹介します。
明治元年から100年経った年、1968年を記念して、佐藤内閣は、日本武道館で記念式典を行うことを決定しました。
明治時代は、1868年に幕府から朝廷へ政権が移されたことから始まります。
そこから明治維新・近代化が急速に進みました。
なので、近代化が始まって、100年経ったことを祝おうということになったわけです。
これを決定した佐藤首相は、方針演説で「教訓に富み,波欄に満ちた明治百年を終え」と述べています。内閣が明治百年を区切りと考えていることが伝わります。
明治時代は日本の歴史の中でとりわけ大きな転換点だといえるでしょう。
出典:わが外交のわが外交の近況 昭和43年度 (第13号)
明治100年を記念にして、各都道府県でもさまざまな事業が行われました。
明治から100年経って、世の中は大きく変化しました。
この頃の大きな出来事の1つに、「海外渡航の自由化」がありました。
国民の海外渡航は、戦中から戦後にかけて強く規制されてきました。
昭和38年4月1日に年間総額500ドル以下の業務渡航が認められ、それに続いて昭和39年4月1日以降は観光渡航で1回500ドルまで外貨持ち出し、年1回の海外渡航が認められました。
さらに昭和41年1月1日以降は1人年間1回限りという制限が撤廃されました。
こうして、徐々に規制緩和がなされ、自由に海外へ観光旅行できるようになったわけです。
海外旅行が制限されていたなんて、今では考えられませんよね。
国内旅行よりも安い海外旅行がある位ですから・・・。
みなさんも、クリスマスや年末年始、楽しい海外旅行に出かけてくださいね。
それでは今日はこの辺で。