雛人形の道具 貝桶と行器の違い

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雛人形の道具に、貝桶(かいおけ)もしくは行器(ほかい)があります。
通常はどちらかがセットになっていますが、どっちが貝桶でどっちが行器なのか、まぎらわしくて混乱してしまう方も多い模様です。
貝桶と行器の違いをご紹介すると…。


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貝桶(かいおけ)

貝桶は、文字通り貝合せに用いる貝を入れるための、二個で一組の道具です。
貝合わせとは、ハマグリの内側に絵や歌が描いてあり、同じ絵の貝を合わせる遊びです。
ハマグリは対の貝以外とは決して合わさる事がないため貞節の象徴とされ、この貝桶も嫁入り道具となりました。


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行器(ほかい)

円筒形で、外側へ反った三本の脚が付いています。
こちらは、外出時に食べ物を持ち運ぶ為のお道具。平安時代のお弁当箱、といったところでしょうか。


ちなみに写真は、貝桶が「永鳳雛セット」、行器が「春華雛セット」のお道具です。

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