買い占め雛

1974年(昭和49年)買い占め雛

こんにちは!
今日は第1次オイルショック・「買い占め雛」を紹介します。

1973年10月6日、第4次中東戦争がイスラエルとアラブ諸国の間で勃発。
OPEC(石油輸出国機構)のうち、ペルシア湾岸6カ国は10月16日に原油価格を1バーレル3.01ドルから5.12ドルへ引き上げました。

これが「第1次値上げ」です。

その後、OAPEC(アラブ石油輸出国機構)はイスラエルが占領地から撤退するまで、アメリカをはじめイスラエル支持国に対する供給を抑制するため、原油の生産量を毎月5%ずつ削減することを決定します。

11月に停戦協定が結ばれると、産油国は生産削減ではなく、価格引き上げに作戦を切り替え、ペルシア湾岸6カ国は12月23日に原油価格を5.12ドルから11.65ドルへ引き上げました。

これが「第2次値上げ」です。

日本国内では、企業が物資の確保に奔走したほか、消費者の間でも各地でトイレットペーパー・洗剤・砂糖などの買い占め騒ぎが発生します。

物不足という風説が流れ便乗値上げなども行われ、物価が急騰しパニックに陥りました。

消費者の行動が、物価に影響し、それがまた消費者の行動を煽るというような様相になっていたようです。

雛人形(ひな人形) 特集ページ
雛人形(ひな人形) 商品一覧