「酒は呑め呑め、呑むならば…」

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黒田節

「酒は呑め呑め 呑むならば 日本一のこの槍を」

黒田節は、福岡藩の武士の間で歌われていたのが始まりだと言われています。

この歌は「母里太兵衛」の逸話が歌詞にされているそうです。


――黒田家の武将である「母里太兵衛」は、大名である福島正則のもとへ使いとして赴くことになります。

黒田家は、太兵衛に使い先で飲酒を堅く禁じます。
一方、酒好きの福島正則は、宴会を開いて黒田家の使いを待っていました。

意地になった福島正則は、「この大杯を飲み干したなら、望みのものを取らせよう」とまで言ったといいます。
それでも、太兵衛は固辞し続けました。

業を煮やした福島正則。ついには黒田家を悪く言い始めます。

そこまで言われては仕方ない。
太兵衛は大杯を受け取り、水でも飲むかのように酒を飲み干してしまったのです!

太兵衛は大いに称えられ、天下に名高い名槍・日本号を褒美として貰ったのでした。

そんな黒田節を題材にしたのがコチラのキット『黒田節』です!

濃紺の袴が上品。武士ならではの衣裳です。

顔ほどもある大きな杯と長い槍が特徴で、歌を知っていれば「黒田節」を題材にしたのだと一目で分かるほどの存在感があります。

さらに、足を踏み出して杯を突き出だす姿は、彼の酒豪である部分を力強く表現しています!

武士の豪快さを感じさせるキット、ぜひ、お楽しみくださいませ!